マリアールネイル主宰
木野まり
札幌市出身。株式会社マリアール取締役副社長、マリアールネイルアーティスト学院学院長。’85年にパレードビルにネイルサロン第1号店をオープン、ビル内で坪効率NO.1と呼ばれるまでに成長する。’96年には爪をより美しく丈夫にする「Cカーブ」を提案、特許を取得。日本ネイリスト協会本部認定講師、日本ネイリスト協会検定試験管及び審査委員も務める。思ったら即、行動が信条。経営哲学は「目先の利益に捕らわれず、先を見越して行動すること」。休日は夏はゴルフ、それ以外は自然の中に出向いてインスピレーションを得ることが多い。

サロンに訪れたお客様に様々な情報を提供したいという想いから誕生した情報誌Tia(ティア)。The Information Ageの略。

ネイルの作品集になっているカレンダー。ネイルはもちろんのこと、撮影の小物準備からスタイリング、メイク、ヘアまですべてを私が担当しています。毎年のことなので1パターンにならないように、とても気を配ります。
気になるカバンの中身
- カバン
- 雑誌で見て一目惚れしたカバンはグッチのもの。重いのが嫌なので、中はいつもカギと手帳だけ。
バックナンバー
爪先のケア以上に幸せを運ぶネイル
今ではごく当たり前にファッションや身だしなみの一部として親しまれているネイルだが、アメリカ・西海岸を中心に発展したネイルアートが日本に上陸したのは 1980 年代。それも東京の都心部で顔を出し始めたという頃。
札幌の草分けとしてネイル業界を切り開き、 20 年以上も第一線で活躍し続けている美のカリスマ・木野まりさん。 1985 年にネイルサロン「マリアール」をオープンして以来、現在サロンは市内・外あわせて道内に 9 店舗、スクールは 4 校にまで拡大し、年間の来店数が 4 万人以上という実績を築き上げている。
多くの人に愛されるサロン作りは一体どのようにして出来上がったのだろう。
子供の頃から人をキレイにするのが好きで、学生時代には友達の眉カットやパーマ、ブロウなどを率先して買って出る存在だった。
「喜んでもらうとすごく嬉しくて、またやってあげたくなるんですね。それで将来を考えた時、人をキレイにする仕事が自分には一番興味があって、向いてるのかなって思ったんです」
ところが当時、世の中を見渡しても自分が興味を持てる美容の職業は存在しなかった。若いだけにお金はないが、「独立したい」という気持ちは人一倍旺盛。そこで「自分が努力さえすれば成功できること」を探し、ネイルと出会い、本格的に学ぶため渡米。
本場アメリカ・ロサンゼルスで技術を学び、街のサロンで忘れられない光景を目にする。
「おじいちゃんが老眼鏡をかけてネイルをお客さんにしてあげているんですよ。そこにみんなが集って、お茶を飲んでお菓子を食べてお喋りしたりして、終わったら“また来週来るね”って。こういうのっていいなあって思いました」
ネイルを媒介にして生まれる人々の交流、爪先がキレイになることで得られる 1 日の幸せ。ネイルには爪をキレイにすること以上のパワーがあると感じ、その喜び、楽しさを伝えたいという想いを胸に帰国した。
スタートは10坪のお店から
「小さいテーブル 1 個だけでもいい。お店を持ちたい」。そう願い、場所を探すために街中をぶらぶら歩いていたある日、建設中のビルがふと目に飛び込んできた。ビルには完成予定図が貼ってあり、そのカッコ良さに一目惚れ。
「このビルがいい、ここにする!って。でもお金もないし、そんなの途方もない夢だよなあって…。その帰り、本屋さんで“夢は叶う”って本に出会ったんです。願いを 2 週間、毎日強く心に思って、自分がその情景の中にいる感情になれば叶うという内容で。お金もかからないしと思って(笑)、試しに実践してみたんです」
時間を作っては、そのビルの前に行き、自分がビルの中で働いているイメージになり…を繰り返していた時、貼り紙をふともう一度見ると管理会社の名前が目に飛び込んできた。
そうだ、会社に行ってビルのパンフレットをもらおう!
一瞬のひらめきに後押しされ、管理会社へ足を運んだことで、ネイルサロンマリアール 1 号店が誕生することとなる。
「最初はオープンの催事で、やっていいよと言われて。喜んで準備して待っていたら、ビルのオープン 2 週間前に突然電話がかかってきて、テナントにキャンセルが出たからお店をやってみませんかって。結局、内装も全部やってくれて! ほんとに資金がなくても希望通りのビルにお店が持てたんですよ。 “夢は叶う”は本当でしたね」
広さは 約 10 坪。テーブル 2 個からのスタートだった。だが、就職もしたことのない 20 代の女性が突然経営者となり、人を雇い、新たな未知の分野でお客集めをすることは並大抵ではなかった。
「一番苦手だったのはスタッフ教育。自分が子供だし社会経験もないから、注意することもできない。例えば掃除をして欲しくても、どう言っていいかが分からないんです。やってください、かな?とか色々考えて、そのうち言いそびれたりして」
人を使うという方法が分からず、夜も眠れぬ日々。しかも新しい業種ゆえに明日をも知れぬ身だ。毎月、家賃の心配を抱えながらも無我夢中で 3 年が過ぎ、その間に、取引のあるメーカー担当者の心遣いにより、会社の社員教育にスタッフも参加させてもらうことで悩みも解決していった。
そのあたりから徐々に“ネイルといえばマリアール”が定着するようになっていく。
「ネイルサロンって爪をキレイにするだけじゃなくて、安らぎの場でもあるんです。お客様が人に話せない話を聞いてもらってストレス解消をして、また明日から頑張ろうって気持ちになれるようなね」
嬉しいこと、楽しいことをお客様と共有したい、との想いから独自の情報誌「T ia( ティア ) 」の発行も始めた。全 9 店舗のスタッフが交代で誌面に登場し、レストランや化粧品、小物など、様々なオススメを紹介する。
「お客様には街のあらゆる情報を得て帰って欲しい。美味しいお店やヘアサロン、エステ、オリジナルの美容法とかね。」
内外の美は毎日の積み重ねから
ネイルアーティスト学院の学院長として、美しさを提供するネイリストとして、自分が美しくあることは、いわば必須。太らないように体重をコントロールし、自分なりの哲学に基づいて“美”を追求する。
「美しさって見かけだけのことじゃなくて、何か夢中になれるものを持ってイキイキしていることだと思うんです。集中できるものがあるというのはすごく幸せなことだし、充実している状態だから」
そのためには常にアンテナを磨き、増やしていく努力が必要でもあるという。
「年をとるとだんだん頑なになりやすいと思うんですが、アンテナの本数を増やすためには固定概念をなくすことが大切。そうすれば自分の知らないあらゆる物事を発見できるんです」
例えば何かを食べてまずいと思ったとしても、別の機会があればまた試してみる。それが木野スタイルだ。
「常に人間界は変化しているもの。自分の感覚も変わっていくし、その時の自分はその時だけ。だから何かを決めつけて考えないようにしているんです」
日々積み重ねたものが栄養となり“美”を結ぶ。そうやって「人となり」は作られてゆく。
「美しさや豊かな発想というのは、健康な心と肉体から生まれると思うんです。私は毎朝、生のニンジンとリンゴを絞ったものと、自分で作った酵素ジュースを飲んで健康管理をしています。朝は 6 時 30 分に起きて、ドームサウナに入りながら右脳を活性化させるCDを聞いたり本を読んだり。毎日のことなので自己管理も楽しみながらです!」
私のお気に入り
■「水は答えを知っている」

「“ありがとう”など水にポジティブな言葉を見せると結晶が美しくなることを科学的に実証した内容。体の70%が水で出来ている私達にも同じことがいえると思うんです。去年、スタッフ全員にプレゼントしました」
■ミラクルサウンドBOX

「アンテナ磨きに必要な発想力、ひらめき力を鍛えるには右脳のトレーニングが最適。このCDは毎日聞いているもので、月曜日から日曜日まで内容が違い、徐々に右脳を活性化させる内容です」
■BLACK PAINT

「長年あらゆる化粧品を試した結果、最後に良いと辿り着いたのがコレ。石鹸、化粧水もすべてが天然100%で信頼のおけるもの。つやつやの健康な肌になるので色んな方にオススメしているんです」
お知らせ
ネイルサロン マリアール ファクトリー店ファーストタイム キャンペーン
初めてマリアールをご利用頂くお客様へ特別価格メニューをご用意致しました。ご来店お待ちしております。
・クイックネイル ¥3,675(ケア+カラー)
・ペディキュア ¥3,675 (ケア+カラー)
・ストロングネイル ¥6,300(爪の補強コーティング)
・マツゲパーマ ¥4200
【編集後記】