ふたりで選び、ふたりで創る私たちらしいインテリア
照山 恵 さん
- 札幌市中央区在住
- 夫、愛猫ドロシーと暮らす。
幼稚園教諭として6年間勤務した後、結婚し、現在は主婦として新しい生活を楽しんでいる。


家具はシックな茶系をベースに隠す収納でスッキリ見せる
幼稚園教諭として多忙な日々を送ってきた照山さんは、持ち前の明るく真っ直ぐな性格で、子どもたちにも保護者にも人気の先生だったが、結婚を機に退職。
昨年5月に僧侶であるご主人のもとへ嫁ぎ、現在はゆっくりとお友達に会ったり習い事をしたり、ご主人のサポートをするべくお寺の行事に参加する日々を送っている。
新居のインテリアを考えるとき、大物家具は元々インテリア好きだったご主人が揃えていたが、それ以外は「慌てずに、本当に気に入った物を少しずつ買い足していこう」と話し合った。
リビングで一際存在感を放つ椅子はコルビジェのもの。「この椅子のように良い物ばかりで揃えたいという気持ちもあったけど、ブランドの雰囲気に飲まれてしまって自分たちの家づくりがうまく表現できないと思い、オリジナリティをプラスしようと考えました」。
ネット通販なども利用するが、サイズや素材を確認したいのでお店を何軒も回る方だとか。「結婚で初めて実家を出たのでインテリア初心者なんですけど、色々と組み合わせを考える時間がすごく楽しいんです」。

世界的に有名なコルビジェのスリングチェアは、ご主人が独身時代に買ったもの。ポニースキンの毛並みまで計算されたデザイン。

シェルフ上の地球儀はご主人のチョイス。最初購入に反対したが今ではDVDを観た後どの国が舞台だったのかをチェックして楽しんでいるそう。
ごちゃごちゃしないようテーマカラーは茶系に決め、引き出しなどを活用して隠す収納を心がけているが「買って来たものや、配置の仕方で主人にダメ出しされることもあるんですよ(笑)」。照山さんの一番身近なインテリアの先生は、雑誌でもお店でもなく、どうやらご主人らしい。
テレビの横に置いてある収納家具は、色もカタチもお気に入り。雑誌を飾ったりもできるがあえて置かずにスッキリとさせている。「本やDVD、小物などは見えない場所にまとめています。テレビ台の傷も、猫の置物で隠したりして。こうすると気がつかないでしょう?」。
茶系ばかりだと暗くなりがちなインテリアだが、ポイントに明るい色を使ったり、植物を飾ったり。このお部屋に彩りを添えている観葉植物には、照山さんの愛情が注がれている。
「私が勤めていた幼稚園では、子どもたちと一緒に畑で野菜を育て、“話しかけないと大きくならないんだよ”と言いながらお世話をしていたんです。命をとても大切にしている幼稚園だったから…」。
今でもその頃と同じように、葉っぱにほこりがつかないようこまめに拭いたり、元気かな?と心配したり。大切 に育てているそうだ。
お気に入りに出会うまでは慌てず、じっくり、根気よく
独立したキッチンを出ると、そこはダイニングコーナー。バタフライ式テーブルは丸みのあるデザインはもちろん、機能面も考えて選んだもの。二人だけのときには小さく、お客様が来たときには大きくして使っている。
実はアウトレットで購入したそうだが、見た目には全く問題なく、かなり良いお買い物だったよう。
「椅子はテーブルと別々に買ったのですが、二人とも長身なので背もたれが長いものを選びました。主人はこの曲線が気に入ってるみたいです」。
あえてセットで買うのではなく、一つひとつこだわって選ぶところはインテリア好きのご夫婦ならでは。
そしてダイニングコーナーを照らすのは、結婚してから時間をかけて探したという思い出のアイテム。「部屋の雰囲気に合うものがなかなか無くって…。やっと見つけたものなんですよ」。
木目が生きたシンプルなデザインのシェードは、テーブルや椅子との相性もぴったりだ。ぬくもりのある光が、日常の食卓をあたたかく照らしてくれることだろう。

最初は白い傘の照明が備え付けてあった。早く換えたいと思いつつ気に入ったものがないのでがまんの日々。そしてやっとお気に入りを見つけた。

静かに座っているドロシーは、まるで置物かと思うほど優雅で美しい。ドロシーにとってもソファは居心地の良い場所のよう。
おうちで一番好きな場所は?という質問に「リビングのソファに座ってることが多いですね」という照山さん。ここでインテリア関係の雑誌を読んだり、DVDを観たりして、のんびりと過ごすのだそう。
「ここからの眺める西側の景色がいいな~と思って。晴れた日には山並みが見えてきれいなんですよ」。窓の向こうからは、近くにある幼稚園の子どもの声が聞こえてきて、懐かしい気持ちになることもあるという。
「コルビジェの椅子には私じゃなくてドロシー(猫)が座ってることが多いかな(笑)」。ドロシーはノルウェージャンフォレストキャットという長毛の優雅な猫。もしかすると、インテリアの一番のアクセントは、このドロシーかもしれない。
玄関には最近習い始めた生け花を飾ったり、また、これから着物の着付けも習う予定。「これから日本の伝統の世界ものぞいてみたいですね」。
「主人は、仕事柄、人に囲まれている時間が長いので、家に帰ってきたときは落ち着いた雰囲気の中でリラックスしてほしいなと思って…」。お部屋にあたたかな空気が流れていると感じたのは、照山さんの優しい気持ちが加わっているからなのだろう。



