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創成イーストをはぐくむ人

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株式会社相川商店 相川 太史さん

投稿日:2022.6.27

小売店

今回は、創業から約90年、病院からレストランまで市内の様々な飲食事業所に野菜果物をお届けする苗穂地区の青果卸店、株式会社相川商店 常務取締役 相川 太史(あいかわ たいし)さんにお話をお伺いしました。

サッポロ不動産開発・永井(以下、永井):はじめに、相川商店さんは昭和7年創業と長い歴史がありますが、どのような企業ですか。

相川さん(以下敬省略):相川商店は、市内のホテル、飲食店、学校を中心に、野菜や果物を卸しています。
全国の市場や契約農家から仕入れた商品を、お客様のご注文に合わせ仕分けをして配送しています。病院や学校はお食事の時間が決まっていますから、時間に間に合うように、いつも気にしています。手に入れるのが難しい食材を提供できた時やお客様の要望に応えられることにやりがいを感じます。

本社のある創成イーストエリアには、子どもの頃から長く住んでいるので、思い出の場所がたくさんあります。
学生時代からしばらく東京で暮らして、家業を継ぐため1年前に札幌へ戻ってきました。しばらく離れている間にまちが大きく変わっていて、とても驚きました。
一方で、永山記念公園は昔と同じく緑が多くて静かな場所です。自分が子どもの頃に遊んでいた場所に、今は自分の子どもたちが遊んでいるのはいいな、と感じています。





永井:土曜市についてお聴かせください。

相川:毎週、相川商店の店先で開く「土曜市」は、「長年お世話になっている地域のみなさんに恩返ししたい」、と、先代の社長が始めました。店先に並ぶ野菜は、ホテルや飲食店に卸しているものと同じ品質のものです。新鮮でおいしいものをお手頃な価格で提供しています。調理方法や食べ方をお店のスタッフに気軽にたずねてみてください。
土曜市は13年前から開催しており、今も変わらず毎週ご利用くださっているお客様を見ると、とても嬉しく思います。これからも地域に親しまれる会社でありたいと思います。









相川:仕事をしていると、消費者の手に届くまでに捨てられてしまう野菜や果物がたくさんあることがわかります。これからはフードロスの解消にも、青果卸店として貢献したいと考えています。

創成イーストエリアは、どんどん新しい人が入ってきています。大通駅、札幌駅から近く、苗穂駅舎もきれいになりました。変わっているところと変わっていないところが共存する暮らしやすいまちですから、住む人にも企業にも選ばれるエリアとして、一度まちを出た人もまた戻りたい場所になるといいですね。



土曜市を通して地域とつながりたい、と話す相川さん。毎週土曜日の9時から開かれる土曜市に足を運んで、旬の果物、新鮮な野菜を手に入れてみては。

プロフィール

  • 相川 太史さん

    取材先:株式会社相川商店
    所在地:札幌市中央区北3条東8丁目350番地の1
    アクセス:地下鉄東西線「バスセンター前駅」10番出口から徒歩9分、JR苗穂駅から徒歩9分
    お問合せ:011-231-0735
    土曜市営業時間:毎週土曜日9:00~13:30(相川商店倉庫前・北3条通り沿い)

    公式サイト:https://aikawa-v.co.jp/

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