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株式会社アイワード 奥山 敏康さんと珍田 由華さん

投稿日:2022.7.13

企業・団体

今回は、1965(昭和40)年に創業し、研究成果出版から、記念誌、写真集、自費出版まで幅広く取り扱う書籍印刷会社、株式会社アイワード代表取締役社長の奥山さんと、技術広報部の珍田さんにお話をお伺いしました。

サッポロ不動産開発・永井(以下、永井):アイワードさんは創成イーストエリアで活躍されている印刷会社ですね。御社について教えてください。

珍田さん(以下敬省略): アイワードは本づくりをメインとした印刷会社です。技術印刷を強みに、デザイナー、編集者、出版社の困りごとやこだわりにお応えしながら印刷物を制作しています。



永井:珍田さんの経歴と、所属されている技術広報部についてお聴きしたいです。

珍田:私はDTPオペレーター(主にパソコン上でデータの作成・編集・調整をする仕事)として20年近く働いていました。現在所属している技術広報部は、アイワードが持つ印刷技術を社会に広めたいと、新たに設立された部署です。印刷にまつわる話題を記事にしたフリーペーパーを作ったり、YouTubeで画文集に朗読を合わせた動画を配信したり、新しい発想を大切にしてアイデアを出し合いながら、印刷技術の広報にチャレンジしています。YouTubeで配信している画文集の動画では、アイワードの社員が朗読をしているんですよ!
本はその世界観を再現する印刷技術が支えているということでもありますから、美しい本を見たり、変わった本を手に取ったり、身近なところから印刷技術に触れてみてください。





永井:創成イーストの思い出や印象をお聴かせください。

珍田:アイワードの本社がある創成イーストエリアは、どんどん変化しているまちですね。
職場はもちろん、私の子どもが通っていた保育所もこのエリアでしたので、生活の一部、エリア全体が家のような感覚です。子どもが小さかった時と比べると、新しいマンションがたくさん建って、まちにいる人が増えた印象があります。
都会的になった一方で、昔と変わらない風景もあって、永山記念公園では自然に触れられますし、住んでいる人も温かい。北3条通の先には道庁赤れんが庁舎も見えます。新しいものと古いものがエリアの中に一緒になっていますよね。

奥山さん:昔、北3条通を「開拓使通り」と呼ぼう、という取り組みがありました。苗穂駅から赤れんが庁舎まで続く通りに沿って、サッポロファクトリーレンガ館、旧永山武四郎邸、岩佐ビルが建ち並んでいる風景を見ると、アイワードの本社がある北3条通は、歴史がのこる創成イーストエリアのシンボルになる通りなのだと感じます。







珍田:今、アイワードでは自費出版を多く手がけています。自分史の他にも、所蔵品目録、旅行先の写真集など、幅広いテーマがあります。
機会があれば、自費出版の体験会も開きたいです。体験や展覧会、朗読を通して、本づくりの過程と印刷技術に親しめるきっかけができればと思います。
地域の皆さんに助けられてきましたから、印刷を通してお手伝いをしていきたいです。



プロフィール

  • 奥山 敏康さんと珍田 由華さん

    取材先:株式会社アイワード
    所在地:札幌市中央区北3条東5丁目5-91
    アクセス:地下鉄東西線「バスセンター前駅」8番出口から徒歩9分
    お問合せ:011-241-9341

    公式サイト:https://iword.co.jp/

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