創成イーストをはぐくむ人

サッポロ不動産開発・永井：蔵太郎さんでは、日本全国の蔵元の日本酒を取り揃えているほか、洋酒も幅広く置かれて、お酒以外にも味噌や酒粕アイスも買えるんですね。
今日は、ここでお店を開かれた経緯とお店の取り組み、創成イーストエリアに対する想いをお聴きしたいです。

岩田さん：蔵太郎の親会社、岩田醸造は、1892（明治25）年に創業、1921（大正10）年にこの地に札幌出張所（現・札幌本社）を開設して、都心への営業の拠点にしていました。

戦後すぐの頃は土地建物を他社に貸し出していましたが、経済状況が落ち着いてから、味噌醤油営業の拠点に戻しました。

蔵太郎は、1996（平成8）年に本社社屋を立て替えた時に仮店舗から本店舗に移行しました。
酒屋さんが減ってコンビニでお酒を買う人が大半を占める時代になりつつある中で、他店と差別化を図るためにワインの販売に力を入れました。
ワインは3代目の社長が欧州各国の産地を自ら訪ねて取り揃えました。お店のワイン棚の壁に掲示しているのは、3代目が海外現地に行ったときの写真なんです。

私は子どもの頃にも、札幌に住んでいましたので、蔵太郎周辺の風景になじみがあります。
お店の中から見える、サッポロファクトリーレンガ館の他にも、創成イーストエリアには歴史あるステキな建物がたくさんあります。
大切に残しながらまちが進化して、蔵太郎のある北3条通一帯が一層賑やかになるといいなと思います。







飯田さん：蔵太郎では、ご自宅での食事と一緒に飲む日常使いのお酒から、贈答品にお勧めできる銘柄まで扱っています。
立ち寄っていただいたお客様には、幅広い品揃えの中から出会ったお酒を選んでいただいています。

私は、ソムリエ、ワインアドバイザー、唎酒師（ききざけし）の資格を持っていますので、その知識を活かしてお客様のリクエストにお応えできるお酒をご提案しています。
創業記念日がある8月には、毎年「創業祭」を開いて、店先で景品付きくじ引きを出したり、キッチンカーを呼んでお惣菜を販売したり、イベントを開催しています。
お酒選びの相談はもちろん、ぜひお気軽に、蔵太郎に遊びに来てください。









蔵元さんとのお付き合いの中、想い入れのあるお酒を作り手と同じ想いを込めてお届けしたい、とお話ししてくださった岩田さんと飯田さん。

夕食に合うワインから贈り物選びまで、たくさんの品揃えの中から丁寧に相談に乗っていただけますので、いつもと違うお酒に出会いたいと思ったら、ぜひ蔵太郎さんを訪ねてみてくださいね。