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旧永山武四郎邸 福田 秀則さん

投稿日:2020.12.21

施設

今回は、サッポロファクトリー公式Instagramで過去に、【創成イーストエリアで、クオリティ「質」を創り出す人々】として、投稿した記事を紹介します。
Instagram投稿日:2020年12月21日
旧永山武四郎邸 福田さん

【創成イーストエリアで、クオリティ「質」を創り出す人々】
サッポロファクトリーが位置する創成イーストエリアで、どんな志を持って、どんなモノが作り出されているのか、私たちが気になる人々をご紹介して行きます。
~多くの人がこの魅力あるまちを訪れてくださいますように~

創成イーストエリアから発信!
vol.4:サッポロファクトリーのアトリウム越しに見える、明治時代にタイムトラベルしたかのような建物。それが北海道指定有形文化財「旧永山武四郎邸」です。
今回は日々この大切な文化財を守り、たくさんの来館者をお迎えしている旧永山邸の福田さんにお話を伺いました。



<永山武四郎への思い>
永山武四郎生前の言葉。
「おれの遺体は札幌の豊平墓地に北に向けて葬れ。北海道の土となってロシアから守るであろう。」
歴代の北海道庁長官で、札幌に自邸と墓があるのは永山武四郎ただ一人。そして彼は屯田兵の父と言われ、その教育と指導に全力を注いだ。
北海道が今日あるのは屯田兵のおかげと言っても過言ではない。





<旧永山武四郎邸の魅力と頼もしい観光ボランティアガイド>
明治初期に建てられた和洋折衷様式の邸宅は、歴史的にとても価値のある建造物。
縁取りに意匠が施された洋室と和室の仕切り扉を通り、和室の窓を開けるとそこにはベイウインドウ(出窓)。
和室天井に見られる床挿しは、武家出身であった武四郎の覚悟の表れとも言われている。
勉強熱心な観光ボランティアが、旧永山邸の歴史のストーリーを今に伝えてくれている。







<旧永山武四郎邸に集う創成イーストエリアの人々>
2階の広い畳の部屋はお茶やお花の教室、カルタの練習、赤ちゃんとお母さんが安心して過ごせる憩いの場所として、老若男女問わず活用方法も様々。
老樹が集まる庭は近所の子供たちが秋の収穫を楽しめる場所。
ここには、親しみのある情の深い人々が集まる。



<創成イーストエリアでこれからも発展していく旧永山武四郎邸>
改装前は年間約6000人だった来訪者が、リニューアルオープン初年度の2018年には3万人を超えた旧永山武四郎邸。
アンケートの接遇満足度が99%という結果はお役に立てた喜びの証。
邸内にあるナガヤマレストは、どこか懐かしくゆったりとできる憩いのカフェ。
美味しい食事とスイーツが楽しめて、札幌土産も見つけられる。
この貴重な文化財を大切に保存し、旧永山武四郎邸の良さを発信し続けていきたい。





プロフィール

  • 福田 秀則さん

    取材先:旧永山武四郎邸
    所在地:札幌市中央区北2条東6丁目
    アクセス:地下鉄東西線「バスセンター前駅」10番出口より徒歩10分
    開館時間:9:00~22:00、うち観覧時間:9:00~22:00、うち貸室使用時間:9:00~21:00
    休館日:毎月第2水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
    電話番号:011-232-0450

    公式サイト:https://sapporoshi-nagayamatei.jp/