創成イーストをはぐくむ人
演劇専用小劇場BLOCH 鶴岡 ゆりかさん
投稿日:2022.1.21
施設
今回は、サッポロファクトリーと北3条通を挟んで向かいにある、岩佐ビルの気になる一角、演劇専用小劇場BLOCHの鶴岡 ゆりか(つるおか ゆりか)さん にお話をお伺いしました。
サッポロ不動産開発・永井(以下、永井):サッポロファクトリーはすぐそばにありますが、BLOCHには初めて来ました。BLOCHはいつ頃オープンしたのでしょうか。
鶴岡さん(以下敬称略):劇場は2001年に開業しました。もともと前身であるルネッサンス・マリアテアトロ(札幌本多劇場)と同じビルで働いていた縁があって劇場を手伝うようになり、BLOCHではマネージャーとして携わっています。
ルネッサンス・マリアテアトロではたくさんの公演を開催していました。ですが、2000年に残念ながら閉鎖しました。劇場にできる場所を探して、岩佐ビルに移ってきました。客席のシートの色も、劇場入口の扉も、実はマリアテアトロを継承しています。施設はステージと客席、奥に楽屋がある、コンパクトなつくりです。
永井:鶴岡さんご自身も演劇の経験があるのでしょうか?
鶴岡:私は全く舞台には立たないです。舞台鑑賞は好きで、昔は東京までお芝居を観に行っていました。
永井:どのような方が劇場に来られるのでしょうか?
鶴岡:お客さんは常連さんもいれば、当日ふらっと来られる方もいます。仕事帰りに演劇を観に来る方もいます。
演者さんは、小さな劇場なので駆け出しの小劇団、サークル、大学の演劇研究会など若い世代が多いです。高校の時にはじめてBLOCHで演劇を観た、という子が、大学で演劇サークルに入り、BLOCHのステージに立ち、今は東京で活躍しています。原石がたくさん集まってくるので、演者さんの成長も楽しみです。
永井:1月22日から「札幌演劇シーズン2022-冬」が始まるそうですが、演劇シーズンとは?
鶴岡:札幌で生まれた演劇で、過去に好評だった作品を再演する、演劇のお祭りのようなイベントです。BLOCHでは1月22日から29日までOrgofA(オルオブエー)「異邦人の庭」を上演します。
演劇はその場で観るのが醍醐味ですので、同じ演目をまた別の日に観に来たら、前とは別の新しい印象を受けることもありますし、公演期間中、他の演目を観に市内の劇場を周ってみると、施設ごとの雰囲気が体験できて楽しめると思います。
永井:創成イーストでの思い出を教えてください。
鶴岡:創成イーストには20代の頃から20年近く住んでいました。札幌市の中心部なのに下町感があって、そこに当時からおしゃれなお店がたくさん入っているサッポロファクトリーが建っていて、住んでいるだけでワクワクしていた思い出があります。買い物も便利ですし、歩いてどこでも行ける、創成イーストは住みやすいまちだと思います。
永井:BLOCHがオープンした当時と比べるとまちの様子は変化していると思いますが、これからの創成イーストに期待することはありますか?
鶴岡:昔はこのあたりに住んでいる人はそんなにいない印象がありました。今はマンションがたくさん建って人が増えています。ずっと住んでいる人も新しく住み始めた人も、まちを楽しめるようなイベントを開いてみたいです。サッポロファクトリーさんをはじめ、近所のお店も巻き込んで、BLOCHでは大道芸やライブの会場にして、創成イースト全体を歩いて廻れるイベントを開けるといいなと思います。
永井:創成イーストエリアのみなさんにお伝えしたいことは?
鶴岡:ちょっと見つけにくい場所にありますが、気軽に立ち寄っていただきたいです。演劇のチケットは予約していなくても当日買えるものもあるので、気になる演目を見つけたらぜひ観に来てください。日常の中のスパイス的な感じでBLOCHをご利用いただきたいです。
札幌市の景観資産に指定されていて歴史を感じさせる岩佐ビルにある演劇専用小劇場BLOCHは、小さなステージから羽ばたいていくアーティストの原石に出会えるところ。演劇を観たことが無い方も、よく観る方も、かつてステージに立っていた方も、演者の汗まで見られるBLOCHで表現の世界に触れてみては
鶴岡さん(以下敬称略):劇場は2001年に開業しました。もともと前身であるルネッサンス・マリアテアトロ(札幌本多劇場)と同じビルで働いていた縁があって劇場を手伝うようになり、BLOCHではマネージャーとして携わっています。
ルネッサンス・マリアテアトロではたくさんの公演を開催していました。ですが、2000年に残念ながら閉鎖しました。劇場にできる場所を探して、岩佐ビルに移ってきました。客席のシートの色も、劇場入口の扉も、実はマリアテアトロを継承しています。施設はステージと客席、奥に楽屋がある、コンパクトなつくりです。
永井:鶴岡さんご自身も演劇の経験があるのでしょうか?
鶴岡:私は全く舞台には立たないです。舞台鑑賞は好きで、昔は東京までお芝居を観に行っていました。
永井:どのような方が劇場に来られるのでしょうか?
鶴岡:お客さんは常連さんもいれば、当日ふらっと来られる方もいます。仕事帰りに演劇を観に来る方もいます。
演者さんは、小さな劇場なので駆け出しの小劇団、サークル、大学の演劇研究会など若い世代が多いです。高校の時にはじめてBLOCHで演劇を観た、という子が、大学で演劇サークルに入り、BLOCHのステージに立ち、今は東京で活躍しています。原石がたくさん集まってくるので、演者さんの成長も楽しみです。
永井:1月22日から「札幌演劇シーズン2022-冬」が始まるそうですが、演劇シーズンとは?
鶴岡:札幌で生まれた演劇で、過去に好評だった作品を再演する、演劇のお祭りのようなイベントです。BLOCHでは1月22日から29日までOrgofA(オルオブエー)「異邦人の庭」を上演します。
演劇はその場で観るのが醍醐味ですので、同じ演目をまた別の日に観に来たら、前とは別の新しい印象を受けることもありますし、公演期間中、他の演目を観に市内の劇場を周ってみると、施設ごとの雰囲気が体験できて楽しめると思います。
永井:創成イーストでの思い出を教えてください。
鶴岡:創成イーストには20代の頃から20年近く住んでいました。札幌市の中心部なのに下町感があって、そこに当時からおしゃれなお店がたくさん入っているサッポロファクトリーが建っていて、住んでいるだけでワクワクしていた思い出があります。買い物も便利ですし、歩いてどこでも行ける、創成イーストは住みやすいまちだと思います。
永井:BLOCHがオープンした当時と比べるとまちの様子は変化していると思いますが、これからの創成イーストに期待することはありますか?
鶴岡:昔はこのあたりに住んでいる人はそんなにいない印象がありました。今はマンションがたくさん建って人が増えています。ずっと住んでいる人も新しく住み始めた人も、まちを楽しめるようなイベントを開いてみたいです。サッポロファクトリーさんをはじめ、近所のお店も巻き込んで、BLOCHでは大道芸やライブの会場にして、創成イースト全体を歩いて廻れるイベントを開けるといいなと思います。
永井:創成イーストエリアのみなさんにお伝えしたいことは?
鶴岡:ちょっと見つけにくい場所にありますが、気軽に立ち寄っていただきたいです。演劇のチケットは予約していなくても当日買えるものもあるので、気になる演目を見つけたらぜひ観に来てください。日常の中のスパイス的な感じでBLOCHをご利用いただきたいです。
札幌市の景観資産に指定されていて歴史を感じさせる岩佐ビルにある演劇専用小劇場BLOCHは、小さなステージから羽ばたいていくアーティストの原石に出会えるところ。演劇を観たことが無い方も、よく観る方も、かつてステージに立っていた方も、演者の汗まで見られるBLOCHで表現の世界に触れてみては
プロフィール
-
鶴岡 ゆりかさん
取材先:演劇専用小劇場BLOCH
所在地:札幌市中央区北3条東5丁目5岩佐ビル1F
アクセス:地下鉄東西線バスセンター前駅8番出口 徒歩10分
JR札幌駅南口 徒歩15分
営業時間:*演目による
電話番号:011-251-0036
札幌演劇シーズンWEBサイト:https://s-e-season.com/公式サイト:https://bloch-web.net/