創成川沿の河川敷を歩く人々

創成イーストをはぐくむ人

Follow us

  • Facebook
  • X
  • Facebook

寿珈琲 柴田 寿治さん

投稿日:2021.12.6

飲食店

今回は、二条市場近くにある喫茶店「寿珈琲」の店主、柴田 寿治(しばた としはる)さんにお話をお伺いしました。

サッポロ不動産開発・永井(以下、永井):寿珈琲がこの場所にお店を開いた経緯をお聞かせください。

柴田さん(以下敬省略):今年の11月で寿珈琲は開業15周年を迎えました。お店を開いた当時は今ほど二条市場界隈に観光客の姿はなくて、もっぱら大通が賑やかだったという印象があります。たまたまここに店を構えることになったのですが、親戚の家が創成イーストにあったので、子どもの頃の賑やかな二条市場周辺の風景と、20代にこのあたりに住んだ頃の少し寂しいまちの様子を見ていた経緯があって、このエリアに親しみを感じていたのかもしれません。
今では、喫茶店経営以外のまちづくりに関わることにも声をかけてもらうようになって、やりがい、生きがい、まちとの縁を感じています。





永井:喫茶店経営をされている職業柄、人と関わることが好きなタイプかと思いきや、実はひとりの時間を好む方だと言う柴田さん。2015年から始められた創成イーストエリアでのまちづくり活動には、どのような経緯で関わられたのでしょうか。

柴田:このエリアでまちづくり団体を作らないか、と言う相談を持ちかけられて、有志のメンバーとさっぽろ下町づくり社を立ち上げました。
これまでもまちづくりをテーマにした市民ワークショップに参加していたのですが、結局、誰がまちをファシリテートするのか?と言う疑問をずっと持っていて。せっかくご縁をいただいたので、自分も本気で活動してみようと、代表として団体に関わりました。



永井:柴田さんをまちづくりに引き寄せる、創成イーストエリアの魅力はどんなところだと思いますか?

柴田:今まで札幌市内いろいろな土地に住みました。どこも良いところでしたが、創成イーストが一番おもしろいなと思います。開拓使時代の話がわかりやすいストーリーですが、今も工場があちこちに残っていて歴史の層を感じる場所です。
歴史、文化、と言うと、そのことに強い興味を持つ人しか集まりませんが、日常過ごす場所として飲んだり食べたり、ぶらぶら歩いてみたり、気軽にエリアに親しんでくれたらいいと思います。一緒にまちを楽しみましょう。



喫茶店店主としてコーヒー豆の配達や催事出店の相談で忙しく過ごすかたわら、まちづくり団体のメンバーとして人とまちをつなぐ取り組みを続ける柴田さん。創成イーストに遊びに来た時には、寿珈琲を訪ねて美味しいコーヒーで一息つきながら、スタッフにまちのおすすめ情報を訪ねてみては。

プロフィール

  • 柴田 寿治さん

    取材先:寿珈琲
    所在地:札幌市中央区南2条東1丁目1−6 M's2条横丁
    アクセス:市営地下鉄東西線バスセンター前駅 1番出口から徒歩3分
    営業時間:平日 9:00~24:00 日・祝 10:00~20:00
    休業日:不定休
    電話番号 011-303-1450

    公式サイト:https://kotobuki-coffee.com/