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喫茶こともし 平野 順風さん

投稿日:2023.12.5

飲食店

今回は、エリア内で新しい形のこどもの居場所づくりに取り組んでいる、「喫茶こともし」の平野 順風(ひらの じゅんぺい)さん(NPO法人 E-LINK副代表理事/保育士)にお話しを伺いました。

サッポロ不動産開発・永井(以下、永井):「喫茶こともし」はどんなお店ですか?

平野さん(以下敬省略):おせっかいを集めているお店です、と説明しています。もう少しわかりやすく言うと、来た大人たちが子どもの居場所づくりを応援できる場所です。喫茶店でご注文いただいたドリンク代の20%を、子どもの居場所づくりに充てています。子どもの活動と子どもの様子を見守る大人とが交流する場所をつくりたくて。

子どもたちには勉強や交流に立ち寄る場所とフリードリンクを提供しています。

先日は、こともしに来店された方が後日またいらしてくれて、袋いっぱいの駄菓子の差し入れをいただきました。いい活動だから応援したい、長く続けてね、と言って。子どもたちも喜んでいました。

このように地域の方や建物のオーナーさん、コーヒー豆を提供してくださっている三本珈琲さんなどたくさんの方に支えられて運営が成り立っています。



永井:喫茶店の中で子供の居場所を運営するようになったきっかけは?

平野:「喫茶こともし」の運営団体NPO法人E-LINKは、これまでも学童保育やフリースクールなど子どもの居場所づくりに力を入れて取り組んでいました。これからは教育事業も拡大したいと考えていて、今までの居場所づくり活動を掛け合わせて、いろんな人が集まるカフェで学び場を作ろうと企画を進め喫茶こともしが誕生しました。この場所でコミュニケーションが生まれることを大切に思っています。

永井:「こともし」に込められた意味を教えてください。

平野:小さい、灯す、先を照らす、見守る、子どもを灯す、という意味と、「子どもと、もし何かするなら?」という言葉から、誰にも親しみを感じるひらがなで「こともし」がいいねと決めました。



永井:これからの創成イーストエリアはどのようなまちであって欲しいですか?

平野:みんなにとって好きな場所、居心地の良い場所であってほしいです。
創成イーストエリアは古き良きところも残しつつ、新しい人も入ってきていて、良い意味でごちゃ混ぜの場所だと思います。10月に実施したハロウィンイベントもたくさんの人に協力していただけました。子どもたちにもその場面を思い出に残して欲しいですし、人が助け合っている景色が似合うまちだと感じています。

こともしを開店させてみて、こんなに子どもも大人も来てくれるとは正直思っていませんでした。ここまで地域に溶け込めたのは、この地域に集まっている人たちが同じ思いを持っていることの表れだと思うのです。

他の地域でも同じようにまちを良くしたい想いは持っていると思いますが、創成イーストの住民の方は「こうやってみようよ」と言いやすい雰囲気を感じるので、この場所を拠点にできて嬉しく思います。

喫茶こともしは大人も子どもも利用できる場所ですので、子育て中の保護者さんにも地域の人にも気軽に立ち寄っていただいて、情報交流の場に使ってもらえたら嬉しいです。
※画像提供1枚:NPO法人 E-LINKさん





プロフィール

  • 平野 順風さん

    取材先: 喫茶こともし
    所在地:札幌市中央区南2条東3丁目cafe&salon White Mug内

    公式サイト:https://kotomoshi-coffee.studio.site/

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