創成イーストをはぐくむ人
東北連合町内会 丸山勇一さん
投稿日:2026.10.16
企業・団体
今回は、古い歴史と新しい高層マンションが交差する創成東地区で、東北連合町内会の会長を務める丸山勇一さんにお話を伺いしました。同じ会社に50年以上勤めながら、町内会や地域活動に奔走し、さらには60代でフルマラソンに挑戦。底なしのバイタリティで地域を牽引する丸山さんに、街への想いと尽きることのない挑戦への情熱を伺いました。
〜転勤族からいきなり町内会長へ。丸山さんの現在の活動〜
――丸山さんの現在の所属や活動の概要について教えてください。
丸山さん: 中央区の東北連合町内会の会長をやっています。創成川から東8丁目くらいまでのエリアですね。それと同時に、自分が住んでいるマンション単独の町内会長もやっています。マンション単独で町内会として独立しているのは、札幌市内でも珍しいですね。
また札幌に来る前から入社したエネルギー関係の会社にもう50年以上勤めていて、73歳の今でも現役。身体が丈夫なので、走れるうちは会社のために働こうと思ってね。

――現役で働きながら、町内会活動もされているんですね。町内会に関わるようになったきっかけは何だったのでしょうか
丸山さん: もともと転勤族で、色々な土地を回って札幌のこの地域に来たんです。今のマンションを購入して入居した1年目に、いきなり理事長と町内会長を任されることになって。前の人が急に引っ越すことになり「じゃあ次よろしく」って感じで(笑)。そこからもう16年くらい、ずっとこの地域の活動に関わっています。今の連合町内会長になってからは3年目ですね。
――普段は、町内会長としてどのような活動をされているんですか。
丸山さん: 毎週金曜日は、東北会館で当番をしています。地域のいろんな人が相談や連絡に来るんです。「この木を切ってほしい」といった地域からの困りごとも、町内会を通せばまちづくりセンターや行政の各部署にスムーズに繋げられますから。 それから、金曜の午後は地域の高齢者向けにスマホの使い方を教えるボランティアもやっています。「LINEの使い方がわからない」って人が来たら、私がわかる範囲で教えてあげるんですよ。
〜マンション化が進む創成東。伝統の「山車」と地域の繋がり〜
――この創成東地区は近年マンションが増え、街の様子も大きく変わりました。地域の変化をどう見ていらっしゃいますか
丸山さん: かつては工業の街で、昔からの商店がたくさんありました。でも今は高層マンションがどんどん建って、昔ながらの住民は減ってしまいましたね。
昔は何かイベントをやろうってなったら、人が集まりすぎて断るくらいだったんです。でも今は関わりを持たない人も多いから、人間関係が希薄になっているのを感じます。
――それでも、地域で長く続いている活動もあると伺いました。
丸山さん: ええ。うちの地区には 明治初期に作成された 東北の「山車(だし)」という、札幌でも一番古い山車があるんです。私は長年、その山車の先頭を歩いてきました。 維持していくのは大変だし、人も集まりにくくなっているけれど、こういう地域の伝統や付き合いは、やれる限りは続けていきたいと思っています。

〜大切にしている哲学は「死ぬまで学ぶ」〜
――丸山さんは町内会活動だけでなく、65歳でフルマラソンに挑戦されたそうですね。
丸山さん: 会社の陸上部から「札幌市内の市民ランナーが走らないと」と誘われたのがきっかけでね。でも、最初の北海道マラソンでは、40km地点の関門が目の前で閉まってリタイアになったんです。あと少しだったから、あれはショックだったなぁ。
悔しくてね、次の年は重りを持って走る過酷なトレーニングをしたんです。そうしたらね、筋肉の毛細血管が切れて、お医者さんに「1年間走っちゃダメ」って止められてしまって。その次の年は頑張ってリハビリをして、67歳ではじめて完走しました。 今はスマートウォッチで歩数を管理していて、札幌健康アプリ「アルカサル」のランキングでは、同年代の札幌市民の中ではかなり上位のほうを歩いているんですよ。

――まさに鉄人ですね!常に挑戦を続ける丸山さんが、人生で大切にしている哲学は何でしょうか
丸山さん: 「死ぬまで学ぶ」ということです。明日はあると思うけれど、いつ死んでもおかしくない年齢です。でも、勉強は一生大事だよって。
実は私、仕事を引退したら「300円食堂」をやりたいと思っているんです。おにぎりも、ビールも、何でも300円。昼間から地域の高齢者が集まって、カラオケをして楽しく生きる。そういう食堂を開くのが次の夢。
そのために今、調理師免許の勉強をしているんですよ。保健所の営業許可を取るのに必要だからね。今年の8月に試験があるんだけど、受験資格には「2年以上の実務経験」がいるんです。だから今、ホテルの厨房で働いているんです。73歳で最年長だけどね(笑)。無理しないと、楽しい未来は来ないでしょ。

〜溢れるエネルギーのルーツ「地域の二宮金次郎」〜
――お話を伺っていると、その底知れぬエネルギーはどこから来るのかと驚かされます。丸山さんの情熱の「ルーツ」はどこにあるのでしょうか
丸山さん: わたしは八雲町出身でね。小学校3年生の時に公務員の親父を亡くして、母子家庭で育ったんです。私は長男だったから、母親を助けるために毎朝早く起きてかまどでご飯を炊いて、下の子たちの面倒を見るのが私の仕事でした。
母親も厳しくて「忙しくても勉強はしろ」って言われて育ちました。働きながらずっと本を読んで勉強していたんです。その姿を見て、近所の人からは「地域の二宮金次郎」なんて呼ばれてね。
――働きながら勉強を。本当に二宮金次郎のようですね。
丸山さん: 生活は大変だったけれど、隣の豆腐屋のおばさんが「形が崩れたから」と豆腐をくれたり、果物屋の店番をして色んなものを分けてもらったりして。地域の人たちに本当に助けられました。 だから「地域に育ててもらった」という感覚がすごくあるんです。それが、今の地域活動のベースになっているんだと思います。
――ご自身の原体験が、今の町内会活動や「300円食堂」の夢に繋がっているんですね。
最後に、創成東エリアの皆さんへメッセージをお願いします。
丸山さん: 何でもいいから、地域に関わり合ってほしいですね。会館では囲碁同好会やカラオケ同好会、卓球親睦会、健康体操など、いろいろな活動をしています。 うちの会社のスローガンに「お客様、地域、みんなのために」というのがあるんですが、結局それが最終的には「自分のため」になるんです。ぜひ、気軽に町内会の活動に参加してみてください。
――丸山さんの現在の所属や活動の概要について教えてください。
丸山さん: 中央区の東北連合町内会の会長をやっています。創成川から東8丁目くらいまでのエリアですね。それと同時に、自分が住んでいるマンション単独の町内会長もやっています。マンション単独で町内会として独立しているのは、札幌市内でも珍しいですね。
また札幌に来る前から入社したエネルギー関係の会社にもう50年以上勤めていて、73歳の今でも現役。身体が丈夫なので、走れるうちは会社のために働こうと思ってね。

――現役で働きながら、町内会活動もされているんですね。町内会に関わるようになったきっかけは何だったのでしょうか
丸山さん: もともと転勤族で、色々な土地を回って札幌のこの地域に来たんです。今のマンションを購入して入居した1年目に、いきなり理事長と町内会長を任されることになって。前の人が急に引っ越すことになり「じゃあ次よろしく」って感じで(笑)。そこからもう16年くらい、ずっとこの地域の活動に関わっています。今の連合町内会長になってからは3年目ですね。
――普段は、町内会長としてどのような活動をされているんですか。
丸山さん: 毎週金曜日は、東北会館で当番をしています。地域のいろんな人が相談や連絡に来るんです。「この木を切ってほしい」といった地域からの困りごとも、町内会を通せばまちづくりセンターや行政の各部署にスムーズに繋げられますから。 それから、金曜の午後は地域の高齢者向けにスマホの使い方を教えるボランティアもやっています。「LINEの使い方がわからない」って人が来たら、私がわかる範囲で教えてあげるんですよ。
〜マンション化が進む創成東。伝統の「山車」と地域の繋がり〜
――この創成東地区は近年マンションが増え、街の様子も大きく変わりました。地域の変化をどう見ていらっしゃいますか
丸山さん: かつては工業の街で、昔からの商店がたくさんありました。でも今は高層マンションがどんどん建って、昔ながらの住民は減ってしまいましたね。
昔は何かイベントをやろうってなったら、人が集まりすぎて断るくらいだったんです。でも今は関わりを持たない人も多いから、人間関係が希薄になっているのを感じます。

丸山さん: 会社の陸上部から「札幌市内の市民ランナーが走らないと」と誘われたのがきっかけでね。でも、最初の北海道マラソンでは、40km地点の関門が目の前で閉まってリタイアになったんです。あと少しだったから、あれはショックだったなぁ。
悔しくてね、次の年は重りを持って走る過酷なトレーニングをしたんです。そうしたらね、筋肉の毛細血管が切れて、お医者さんに「1年間走っちゃダメ」って止められてしまって。その次の年は頑張ってリハビリをして、67歳ではじめて完走しました。 今はスマートウォッチで歩数を管理していて、札幌健康アプリ「アルカサル」のランキングでは、同年代の札幌市民の中ではかなり上位のほうを歩いているんですよ。

――まさに鉄人ですね!常に挑戦を続ける丸山さんが、人生で大切にしている哲学は何でしょうか
丸山さん: 「死ぬまで学ぶ」ということです。明日はあると思うけれど、いつ死んでもおかしくない年齢です。でも、勉強は一生大事だよって。
実は私、仕事を引退したら「300円食堂」をやりたいと思っているんです。おにぎりも、ビールも、何でも300円。昼間から地域の高齢者が集まって、カラオケをして楽しく生きる。そういう食堂を開くのが次の夢。
そのために今、調理師免許の勉強をしているんですよ。保健所の営業許可を取るのに必要だからね。今年の8月に試験があるんだけど、受験資格には「2年以上の実務経験」がいるんです。だから今、ホテルの厨房で働いているんです。73歳で最年長だけどね(笑)。無理しないと、楽しい未来は来ないでしょ。

〜溢れるエネルギーのルーツ「地域の二宮金次郎」〜
――お話を伺っていると、その底知れぬエネルギーはどこから来るのかと驚かされます。丸山さんの情熱の「ルーツ」はどこにあるのでしょうか
丸山さん: わたしは八雲町出身でね。小学校3年生の時に公務員の親父を亡くして、母子家庭で育ったんです。私は長男だったから、母親を助けるために毎朝早く起きてかまどでご飯を炊いて、下の子たちの面倒を見るのが私の仕事でした。
母親も厳しくて「忙しくても勉強はしろ」って言われて育ちました。働きながらずっと本を読んで勉強していたんです。その姿を見て、近所の人からは「地域の二宮金次郎」なんて呼ばれてね。
――働きながら勉強を。本当に二宮金次郎のようですね。
丸山さん: 生活は大変だったけれど、隣の豆腐屋のおばさんが「形が崩れたから」と豆腐をくれたり、果物屋の店番をして色んなものを分けてもらったりして。地域の人たちに本当に助けられました。 だから「地域に育ててもらった」という感覚がすごくあるんです。それが、今の地域活動のベースになっているんだと思います。
――ご自身の原体験が、今の町内会活動や「300円食堂」の夢に繋がっているんですね。
最後に、創成東エリアの皆さんへメッセージをお願いします。
丸山さん: 何でもいいから、地域に関わり合ってほしいですね。会館では囲碁同好会やカラオケ同好会、卓球親睦会、健康体操など、いろいろな活動をしています。 うちの会社のスローガンに「お客様、地域、みんなのために」というのがあるんですが、結局それが最終的には「自分のため」になるんです。ぜひ、気軽に町内会の活動に参加してみてください。
プロフィール
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丸山 勇一さん
取材先:東北連合町内会 東北会館
所在地:札幌市中央区北2条東2丁目
開館時間:9:00~20:00
休館日:土日祝祭日および年末年始
アクセス;札幌市営地下鉄東西線バスセンター駅5番出口から徒歩約6分
電話番号:011-251-8118





